夜景鑑賞士検定

六本木ヒルズ・東京シティビュー

贅沢すぎる環境が創り上げた夜景展望台

東京の中心に位置する、日本初のW認定の展望台

2004年の第1回には東京シティビュー、2010年の第6回にはスカイデッキと2つの日本夜景遺産を有する同施設。スカイデッキは地上238メートルのビルインタイプのオープンエアの展望施設としては日本一の高さを誇る。屋外であるという点で異なる鑑賞環境を有し、別料金設定であること等の理由で同じ森タワー52階の東京シティビューとは別に認定された。ヘリポートを取り囲むウッドデッキの回遊タイプで、視界は360度を確保。新宿新都心の高層ビル群、新宿御苑や赤坂御所、皇居に広がる暗闇、溜池、丸の内、新橋、汐留、お台場、レインボーブリッジ、天王洲、品川、東京タワー、東京スカイツリーも眺められるのだ。雨天・荒天などで閉鎖されることもあるが、花火鑑賞、天体観測等のイベントも催され、その魅力を最大限に生かしている。

夜景とイベントが見事に競演する新提案続々

HUAWEI presents 星空のイルミネーション

東京シティビューと言えば、そのダイナミックな夜景や鑑賞環境レベルの高さはもちろんだが、日々催されるイベントも大好評で、全国へ拡大する“夜景観光”をリードする存在だ。2015年からスタートした星空のイルミネーションは多くの人が訪れる一大イベントだ。イルミネーションの起源をもとにしたストーリーをテーマに、プラネタリウムやプロジェクションマッピングを用いて輝く星を再現。東京タワーや新宿摩天楼の夜景と星空の演出が競演するプログラムとなっている。

イベントだけでない、夜景という魅力の奥深さ

開催されるイベントだけでなく、同展望台を巡るだけで様々な夜景の魅力に出合うことができる。その一部を紹介することにしよう。

1.ワイドな視界が導く、蜃気楼のような夜景

360度の大パノラマを目の前にすると、誰もが窓ガラス越しに陣取るだろう。ただ、よりワイドな視界を確保するためには、フロア後方まで下がりたい。目線を左右に移動することなく、左右に輝くランドマークを一堂に味わえる。フロアの闇で夜景が一直線に切り取られ、空中に浮かぶ蜃気楼のような光景が魅力的だ。

2.展望台の高度と立地が生むマジック

東京スカイツリーや東京タワー、お台場の夜景。眺められる夜景の中でも最も人気が高い。しかし、気づくだろうか。湾曲する東京湾のほとんどが周辺のビル光で埋め尽くされ、東京タワーとお台場がお隣さんのように鎮座して見える。そう、展望台の高さと立地が、遠くにあるはずのランドマークを手前へと近づけ、全ての距離感を埋めてしまう希有な光景を創出しているのだ。また、東京タワーと東京スカイツリーがほぼ同じ高さに見えるのもこの展望台ならでは。

3.え!? 新宿方面に「函館の夜景」が出現!?

新宿方面の大パノラマ。全体としてではなく、新宿高層ビル群と手前左右にある明治神宮と新宿御苑の二つを中心に眺めて欲しい。すると、新宿摩天楼を中心に、半円形の闇が浮かび上がって見える。その姿こそ、左右に湾曲する海岸線が特徴の「函館の夜景」のようなのだ。闇が切り取る夜景は、私たちに多様なイマジネーションやインスピレーションをもたらしてくれる。

4.元気が漲ってくる、夜景の色彩に注目!

ブルーモーメント、埠頭の夜景、東京タワーのライトアップ…。夜景には様々な色彩が存在するが、渋谷方面の夜景に注目したい。18時~20時の時間帯には、眼下の首都高速や国道246号に渋滞が発生。車のテールランプが連なり、血管を流れる血液のような赤色のラインが出現するのだ。その色彩効果で、“心身への元気&活力アップ”が期待できるだろう。

たった1回巡っただけでも様々な魅力に出合えるが、さらに展望台には「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」で景観と食を楽しめる場所も存在。バリエーション豊富で、とても1回で全てを把握することは難しい。何度も足を運び、日本屈指の展望台の奥深さを感じていただきたい。