夜景鑑賞士検定

ハウステンボス「光の王国」

日本が誇る世界最大のイルミネーション施設

全国イルミネーションランキング四年連続第1位の魅力とは!?


2016年10月、「第4回 イルミネーションアワード」において、全国イルミネーションランキング“総合エンタテインメント部門”で見事、四年連続第1位を獲得したハウステンボス。さらに、同年初登場した“サマーイルミネーション部門”でも第1位を獲得し、ダブル受賞という快挙を果たした。施設最大の魅力といえば、世界最大1300万球のLEDと数々の演出によって創り上げられる圧倒的な迫力。その代表的なひとつの例が、日本一の高さ66mから流れ落ちる“光の滝”だ。壮大な水が流れ落ちる様をLEDでダイナミックかつ細やかに表現し、見たものにインパクトを与える。また2016年は、世界最大!世界初!全長13m“光のドラゴンロボット”が新登場。炎を吐きながら光の中を巡るドラゴンは光の滝と連動し、新しいイルミネーションショーが展開。これだけでも十分期待感は高まるが、同施設の魅力はまだまだ終わらない。注目の演出をもう少し取り上げて紹介していこう。

日本初!世界初!によって日々前進、新たなる挑戦を!


同施設がこだわる個性といえば、新演出が毎年必ず登場することだろう。多くの有料型イルミネーション施設は、年々コストパフォーマンスを意識しがちだが、同施設では新演出が大前提。しかもそれらは全て、“日本初”“世界初”を冠することが可能な規模や質にこだわる。いまや定番の“4大プロジェクションマッピング”も数年前から先駆けて実現していた。近年でいえば、イルミネーションの世界に参入した薄型有機EL照明を世界で初めて導入。夜のチューリップの世界観を見事に表現し、誰もが見たことのないフォトジェニックな光の花畑を創り出した。また人気の演出とされている“光の運河”も世界初の大規模導入事例。フルカラー水中照明を遊覧船が航行する運河に敷き詰め、噴水ショー、ライトアップ、パレードを組み合わせるというユニークな演出で多くの人々の注目を集めた。同施設の演出は全て、「誰もが見たことの無い世界を創りたい」という施設側の来場者に対する一心で実現されるのである。

イルミネーションの枠を超えた、“夜の風景”を目指して

これまで紹介した演出はあくまでほんの一部。ほかにも宮廷のイングリッシュガーデンで繰り広げられるイルミネーション&噴水ショー“光のオーケストラ”、子どもに人気の“光の動物園”、映像とスケートを同時に楽シム“リンクファンタジア”、スリル満点“光のバンジージャンプ”等、一度訪れると凄まじい演出の数々に驚愕するはずだ。もちろん園内には宿泊施設、飲食、お土産物など数え切れないほどに充実。同施設は年中夜間営業を行っているため、回りきれない人は日を変えて何度でも楽しめる。一度ゲートをくぐれば巡るだけでイルミネーションを十分に堪能できるが、一度はぜひドムトールン最上部の展望台に登ってほしい。園内の最も高い場所から一望できる光景に驚くはずだ。単にイルミネーションの煌めきではない。非日常的な王国の“夜景”が目の前に広がっているのだ。このような風景づくりの意識も、日本のナイトエンタテインメント発展を牽引している理由のひとつとされるのであろう。