夜景鑑賞士検定

伊豆ぐらんぱる公園

新たなイルミネーションの楽しみ方を提供

彗星の如く現れた新型イルミネーション

昨年、人気観光地として知られる静岡県伊東市に施設開園50周年を記念して大規模イルミネーションが初登場した。使用された球数は約210万球。近年はイルミネーション戦国時代と言われるほど数多くイベントが誕生しているが、その規模感で東海地域に大きな衝撃を与えた。そして2016年は、400万球規模へと拡大。「グランイルミ」と題したイベントは、伊豆の夜に新しいエンタテインメントの価値を創造し、僅か1年で夜間20万人もの人々を呼び込む起爆剤となった。単に球数が多いだけのイルミネーションでは人の心を掴むことはできない。そこで人気の理由を探るべく、演出や魅力に深く迫ってみた。

強みを最大限に生かす、高密度&高感度イルミ

2年目で400万球という規模感に期待は高まる一方だが、見た目での球数の違いは分かりにくい。実際に関東近辺の大規模施設と比べても300万球と400万球では満足度に大きな違いは出ないのだ。しかし同施設ではこの球数を最大限生かし、演出的魅力を極限まで引き出している。例えば、カラフルなLEDを余すところなくグラウンドに敷き詰めつつも、単にエリアを広げるのではなく光を何層にも重ねる装飾する。さらに全ての光回路を分けてプログラムをすることで、同じエリアの中でも多彩な色の変化が可能に。グラウンド一面の絵柄を大胆に変えることはもちろん、様々な光の点滅や動きによって展開の予想がしにくいイルミネーションショーに昇華している。まさに、高密度&高感度イルミネーションと言えるだろう。

“眺める”ではなく“遊べる”鑑賞スタイルへ

もうひとつ人気を博している理由が、イ鑑賞スタイルの多様性。眺めるだけのイルミネーションでなく、体感型へと定着させた。例えば、「ジップライン」は上空を観客が滑空しながらイルミネーションを俯瞰で楽しめ、「ナイトレインボー」はイルミネーショントンネルの中を滑りながら楽しめる。そのほか、カートに乗るタイプ、ロボットに搭乗するタイプ、トランポリンで飛ぶタイプなど、体感アトラクションに溢れている。子どもはもちろん、友達同士やカップルなど大人にも大人気だ。このような体感型イルミネーションは全国的にも稀有な存在であり、毎年開催されるイルミネーションアワードでも最上位が期待される。