球数だけではない、関東三大イルミに認定された魅力

さがみ湖イルミリオン
さがみ湖イルミリオン

2019年、新たに関東三大イルミネーションとして認定されたイルミリオン。600万球という圧倒的な規模はさることながら、園内には様々な体験型アトラクションにあふれている。イルミネーションは見るだけではなく、遊べる場所という新たな概念を生み出した施設として紹介したい。同施設が誇る「超体験型」とは、大小問わず園内のアトラクションを光とコラボレーションさせる強みであろう。例えば、摩訶不思議なイルミネーション空間「ワームホール」は外から見ると漏れる光がどこか気になる怪しげなBOXだが、中に入ると、大人もなぜか真っ直ぐ歩けない摩訶不思議な体験が可能。絶叫と絶景を同時に体感する「大空天国」では、自分自身が空に投げ出されるような感覚と瞬間的に目に入る光の絶景にドキドキの時間が味わえる。他にも「虹のリフト」や「光の迷路」、子供が楽しめるイルミネーショントロッコ「とつげき!パディントン探検隊」など多種多様だ。

常に異なる視点で、新しい取り組みを実現!

さがみ湖イルミリオン
さがみ湖イルミリオン

2019年は期間限定で、『マクロスF』と『マクロスΔ』に登場する7人の歌姫が歌う楽曲に合わせ、大スクリーンに映し出されるアニメ映像とともに、会場を彩る50万球のイルミネーションが光り輝く大迫力のイルミネーションショー『マクロスイルミネーションLIVE!!!!!!』が開催される。イルミネーションに合わせた臨場感あるLIVEを楽しめ、同施設初の取り組みとなった。春の時期になると、名物の期間限定イベント「夜桜イルミネーション」が登場。夜桜とピンク色のイルミネーションによる光のコラボレーションは必見だ。同施設は斜面の地形をフルに生かし、見渡す限り絶景の花畑エリアや、随所に出会う可愛らしい光の仕掛けなど、毎年オリジナリティに溢れた光の表現を生み出しているのも特徴のひとつである。

差別化を極めた「空中演出」の数々

さがみ湖イルミリオン

通常、イルミネーションは地上に這わせるものや高さを出すために建物などに取り付けるものが多い。同施設ももちろん実現しているが、それだけに留まらないのがファンを掴んで離さない魅力とも言えるだろう。2019年に初登場した「光と音楽の街」で実現された超最新ナイトエンターテインメントショーはその代表例である。高さ15mの巨大イルミリオンツリーを中心に、50万球の光と炎、ドローンが音楽に合わせて光り輝く、迫力満点の超最新演出が楽しめるのだ。他では味わえない「光の熱気球広場」は空中からのイルミ散歩を楽しんでもらえるように創られた、行列必至の大人気アトラクション(特定日限定)。上空15メートルから600万球のイルミネーションを見下ろす体験は圧巻のインパクトだ。このように「乗る」「飛ぶ」「遊ぶ」をテーマやストーリーに付随させながら毎年進化を遂げていることが「関東三大イルミネーション」の認定にも大きく作用したものと考えられる。今後のオリジナルを生み出す同施設に期待は高まる一方だ。