“究極の技術”が生み出した至高の作品!

あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパーク

毎年、約60万人以上の人々が訪れるあしかがフラワーパーク冬のイルミネーション「光の花の庭」。毎年、子供からお年寄りまで楽しめるよう、様々な演出で花木のライトアップやイルミネーションによって、季節感溢れるイベントを創出。2011年「日本夜景遺産」、2012年には「関東三大イルミネーション」、2017年には「日本三大イルミネーション」に認定された。始まりは2001年、レストランの宴会場から眺められるフラワーステージの電飾という小規模なものだった。2003年には、今や同施設の代名詞となった大藤のイルミネーションがスタート。電球数は15万球たらずだったが、この演出が好評を博し、年々エリアや演出対象が拡大。「レインボーマジック」や「スノーワールド」をはじめとした7大壁画や、水中照明も加わった「光のピラミッド」、25mの高さにもなるイルミネーションタワー等々、その演出は無限とも言える光とアイデアの宝庫だ。2019年は500万球という過去最大規模に到達し、「光のふじのはな物語」という光と花の原点を意識した新演出が誕生。他にも「フラワーキャッスル」「光のバラ園」「光の睡蓮」等々、本物を知っているからこそ精巧に創られた見事な景観となっている。継続的なスタッフの努力と積み重なる演出力が一般にも広く評価され、2019年「第七回イルミネーションアワード」では、イルミネーションランキング(イルミネーション部門)で単独全国第1位を獲得している。

何度も訪れたいと思う魅力の発信術とは?

あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパーク

イルミネーションの開始以来、コンセプトは「地球や宇宙、環境の大切さ」。来場者に“自然や環境を大切にすることがいかに大事か”という事を考えて欲しいという想いからデザインを行っている。実際、園内の山や池など自然溢れるロケーションを活用しながら、水鏡効果で幻想的な画を作る作品も多い。コンセプトの通り、天の川や雪景色、星座など「自然」・「宇宙」・「花」をテーマにした作品も多い。「常に“季節感と感動”をお客様に届けていきたいとの想いから、私たちは常に変化(進化)し続けることを大切にしています」と語るように、約3ヶ月間の開催期間に応じ、園内のコンセプトとあしらいを変化させていくのも特徴。また、毎年新しい見どころやビュースポットを作り、大きな変化を加えるなど、来場者に毎年新たな感動をお届けできるように努力を惜しまない。地域との共生も目指しており、足利の夜景観光を盛り上げるためには欠かせない施設だ。街と人と光が一体となって、共に歩んでいきたいという想いを抱いている。

省エネルギーイルミネーションの実現へ邁進

あしかがフラワーパーク

今冬も新たな挑戦を行う「あしかがフラワーパーク」だが、現在の節電環境の以前から、自然との共生、環境への配慮に取り組んでいる。白熱球でスタートしたイルミネーションも省電力化を目指し、毎年LED電球への切り替えを行い、現在は99%の電球をLEDとしている。コストもかかるハード面の切り替えは想像以上に大変なことだが、“環境に配慮しながら夢や希望を与え続けたい”という信念を継続することも、「あしかがフラワーパーク」の確かなアイデンティティとなっているようだ。