第10回開催に向けてのメッセージ

 日本は他国に比べて夜に関する文化を古くから持っている国です。古今和歌集などの文学、月見台にみる建築、夜祭や送り火といった夜間行事の数も世界中で最も多い国と言われています。
 そして、現代。夜景を愛でるという夜景鑑賞も日本文化といってはばからないほど、鑑賞する資源となるスポットや鑑賞する人々も共に成熟。ビジネスとしても年々夜間の観光の拡大、土地の新たな魅力発掘のため、夜景への期待は高まっています。

 その時流の中で、夜景を語り、夜景を利用し、夜間観光を盛り上げられる人材の育成を目的として、2008年より「夜景鑑賞士検定」(通称:夜景検定)を開催。夜景が好きな人はもちろん、観光業界を目指す学生、旅行代理店、行政、展望台、ホテル、クルージング、交通など、観光業界に従事している方々など、これまで全国10,000人を超える方に受験いただき、約5,212名にのぼる「夜景鑑賞士」が誕生しました。

 「夜景検定」は、単なる知識を深めるための検定というだけはありません。町おこしや旅行商品の開発等、具体的に観光に結びつけたいと願う方々にも数多く受験していただいています。結果、全国各地の夜景鑑賞士の方々から「わが町の夜景も観光資源として売り出せないか」等、多くの貴重な御提案や御意見を寄せてくださるようになりました。

 その成果として、「日本夜景遺産」への認定地も200箇所以上を数え、日本の夜間観光促進の素晴らしい一助へと役立っています。「夜景を活用した新商品を売り出したい」「滞在型観光を促進したい」「観光関連の企業に就職したい」「夜景をもっと楽しみたい」等、受験される方々には様々な動機が考えられますが、こうして夜景への理解を深めた方々が、次の夜間観光、夜景ビジネスの担い手として、あらゆる形で夜の楽しみを倍増させていくキーマンになっていくことでしょう。実際、全国各地の観光分野ではその活躍が広がり始めています。

 現在は2級・3級がWEB受験システムにより、北海道から沖縄まで全国の方が気軽に受験可能で、大変好評をいただいています。夜景ツアーがプランニングできるまでの具体的なスキル取得を目指す1級は、年に一度、東京・大阪会場の二会場で開催。2級を通過された方は、そのままのスキルを生かしていただきながら、約2ヶ月後に受験できるよう設定しています。

 受験されたことのない方はもちろん、1級夜景鑑賞士「夜景マイスター」を目指す方など、様々な方々の受験をお待ちしております。
 
一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー
代表理事・夜景評論家 丸々もとお
http://www.superyakei.com